2013年1月30日水曜日

南極の氷が溶ける

南極の氷が溶ける
 昨夜のクローズアップ現代をご覧になりましたか。

「南極の氷が溶ける」を主題に最新の研究通結の報告でした。
 衝撃ですね。
 西南極氷床が海に流れ出すのではないかと以前から心配されていたのですが、なんと東南極でも起こりうると。
 国立極地研究所セール・ロンダーネ山脈で岩石の採取を行ったそうですね。
 それを分析すると氷がどのくらいあったのかがわかるそうです。
 およそ300箇所で採取したそうです。
 その結果、1万3千年前、9千年前、2千年前に氷が減っていたそうです。
 中部大学の武田教授は気温が上がれば南極に大量に雪が降り海面は下がると言っておりました。
 私はそれはおかしいと言って武田さんに直接メールを送り意見を述べましたがはっきりした回答はありませんでした。
 今もありません。
 私の懸念が研究で証明されてしまいました。

2100年に3度の気温上昇が見込まれておりますが、アメリカの研究者によるとこのまま行けば2100年には最大9メートルの海面上昇が見込まれるとの研究結果を公表しています。
 9メートルと言えば、私の家は二階建ての分譲住宅ですが二階の半分まで海水に浸かることになります。

世界で失われる農地は広大な面積になるでしょうね。
 このブログの最初に書いたイースターと同じ運命を辿ることになります。
 そう、戦争ですよ。
 早く原子力発電所の再起動を行わなければならないし、中国でも毛沢東支持派を支援して革命を起こさないといけません。

引き金を引いてしまったらもはや取り返しはつきません。
 安倍さんは公約を早くも破りましたが、早く各期間を統合した諜報機関を作って工作を始めないと。

国立極地研究所
 http://www.nipr.ac.jp/

2013年1月19日土曜日

勉強したんですね

勉強したんですね
 あれはいつごろだったかな。
 武田さんと若い女性が韓国を旅する番組がありましてね。
 若い韓国人の男性と話す場面があって、何故そうなったかは覚えてませんが、武田さんが福沢諭吉の話をしたんですね。
 私はまたえらい話を始めたなと思いましたけどね。
 福沢諭吉と言えば、韓国では日本を代表する悪者ですからね。
 脱亜論でね。
 我が母校の創立者ですから当然私は尊敬してますけどね。
 1万円も好きだし。

天は人の上に云々と言う話をしたんですがね。
 直後に場面が切り替わって武田さんとおねぇちゃんが歩いてるんですよね。
 その後もめたんだなとわかるものでしたね。

武田さんは何も知らなかったんでしょうね。
 だからその後勉強したんでしょう。
 あ、嘘なんだと気づいたんでしょう。

韓流ブームで興味を持った者が勉強すればみんな怒り出すでしょうね。
 何だ嘘ばっかりじゃないかと。


【日中韓】 「中韓にいくら謝っても日本を許す気ない」、反日暴動や竹島で「日本人は変わった」~武田鉄矢、ラジオで発言★3[01/18]

歌手・俳優の武田鉄矢さん(63)のラジオ番組での発言が、インターネット上で話題になっている。
主に韓国の文化や歴史、そして日本の外交的な対応について批判的な発言をしたもので、番組
内容をアップしたYouTube動画は計6万5000回を超える再生数となっている。いったいどんな発
言だったのか。
「日本人は変わったと思う」
話題となっているのは、文化放送で平日6時から放送されているラジオ番組「吉田照美 ソコダイ
ジナトコ」内の10分間のコーナー「武田鉄矢・今朝の三枚おろし」だ。2012年12月24日からの1
週間、武田さんは台湾人評論家の黄文雄氏の著書「日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどま
で違うのか」をテーマにトークを繰り広げた。黄氏は中国と韓国に批判的な立場で知られる。
1日目、武田さんは12年の中国の反日暴動や竹島問題で「日本人として魂が揺れた」「日本人は
変わったと思う」と話し、「我々は戦後、戦争のおわびを延々としなければって教育も受けた。それ
が、中韓に対していくらおわびしても同じじゃないか?(という考えに変わった)」「中国と韓国は日
本を許す気はない。被害を受けた国は200年忘れないという。経済援助や橋を作るなどしたって、
許してもらえるわけがない」との考えを明かした。
2日目からは、「朝鮮半島は何かあるたびに、恨み、憎しみを忘れないために記念碑を建てる」「韓
国は弱者を徹底的にいじめる。弱みを攻めるのが外交の手段」「勝つためには何でもやる」など、
黄氏の韓国に関する批判的な記述を引用した。また、FIFAが記録している過去100年のワールド
カップにおける10大誤審のうち4つを02年の韓国戦が占めていることについて「すごいですよね。
偉い!何が偉いのかわからないけど」と皮肉っぽく語った。
ほかにも、日韓併合を推進していた韓国の政治家の子孫が、04年になって親日罪で財産没収の
刑を受けた、韓国は日本を許してしまうと韓国ではなくなってしまう、といった黄氏の韓国に対する
見方を紹介した上で「韓国の恨(はん)の思想がすごいですねぇ」と感想を述べていた。
(中略:「恨の思想」とは)
「今頃気づいたの?」「基本的認識が違う」指摘も
武田さんは1949年生まれのいわゆる「団塊の世代」で、日本の侵略を一方的に糾弾する、いわゆ
る「民主的教育」を受けてきた。そんな武田さんが、本の引用という形ながら韓国の問題点を指摘
したことで、インターネット上では「団塊の世代が反日思想から目覚めた」などと話題になっている。
福岡県出身の武田さんは事あるごとに郷土愛を強調していたり、幕末に国のために奔走したとさ
れる坂本龍馬を敬愛していたりと、もともと愛国精神は強かったのでは、という見方もある。
YouTubeにアップロードされた番組の音声は、13年1月18日時点でいずれも1万回超、初日の
放送は2万3000を超える再生数を誇る。コメント欄には、「武田鉄矢はよく分かってるね。安心し
たよ」「戦後教育の悪癖にどっぷり浸かって染まってた筈の方が、これまでの認識に疑問を感じ御
自分で調べて勉強しなおそうと言う姿勢には敬服します」「武田鉄矢がこういう事を発言するという
のは本当に意味のある事。今後の武田鉄矢に期待したい」など、この問題をメディアで話題にした
武田さんを賞賛する意見が並ぶ。
一方、「今頃こんな事気づいてんの武田鉄矢、20年遅いよ。それと日本は何も中韓に悪いことな
んかしてないからね」「そもそも日本は感謝されこそすれ、恨みを買うことなど一切していないのだ
から。恨みを『捏造』するんだよ。反日教育によってな」「武田さんは大好きですが、基本的認識が
間違っているのです。この200年は許さないじゃなく2億年許さない、それも日本人が日本人であ
る限り友好とか友愛はないのです。永遠に」など、武田さんの認識はまだ甘いとする声も書き込ま
れている。
ソース:j-cast<「中韓にいくらおわびしても同じ」「謝っても日本許す気ない」  武田鉄矢がラジオで「魂揺れた」発言>
http://www.j-cast.com/2013/01/18161909.html
関連動画:武田鉄矢。教科書で教わらなかった韓国中国の歴史①
http://www.youtube.com/watch?v=csaEK7kFtn8
前スレ:http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1358514076/

2013年1月18日金曜日

暴動で


暴動で
 日本車焼いたりするからこのざまですがな。
 40年も前だったかな、カリフォルニアで大気汚染防止条例が出来て合格できたのはホンダとマツダだけでしたね。
 ホンダはCVCCだったかな。
 びっくりしたね、なるほどと。
 触媒使えばどの会社のでも大丈夫ですけどね。
 高いんですよ触媒には白金なんか使ってるからね。

中国もそのときが来たんですな。
 日本車が一番排気ガスが綺麗なんだけど焼いちゃうから売れなくなったからね覿面ですがな。
 まあ、毒ガス吸ってたくさん死になさい、人口が減れば汚染も少なくなりますがな。


【中国】「2000万人が息苦しい首都」「空港の喫煙区」「世界で最も汚れている都市」各国メディアが北京の大気汚染を酷評[01/18]

2013年1月、中国では北京市を中心としてこの数日間、深刻な空気汚染が発生している。
今月13日、北京市では有害物質を含む濃霧によって、大気汚染指数が世界保健機関(WHO)の指導基準の35倍を記録した。
国内外メディアは重篤な環境汚染を大々的に伝えた。
北京市では大気汚染により呼吸器系の患者が急増し、空気清浄器やマスクが品切れになるなど多方面に影響を与えている。
中国のネットユーザーは今月15日、「米紙は北京市を、空港の喫煙区だと揶揄(やゆ)し、
ドイツメディアは北京が世界で最も汚れている都市の1つだと評価した。
また英誌は、空気品質指数が100で不健康、400以上で危険だが、北京市は755だと報道した。
さらにオーストラリア紙は、2000万人が首都北京で息苦しさを感じていると伝え、
ロシア紙は北京市が世界空気ランキングの順位を下げ続けていると報道した」と各国の報道を紹介した。
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=68543&type=0
【中国】北京市で連日有害物質含んだ濃霧 深刻な大気汚染 河北、河南、湖北3省や天津市でも[01/12]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1357996487/
【中国】「今後3日間は毒霧が発生」の警報!北京市民は「我々は汚染物質吸い込む人間掃除機」[01/14]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1358161519/
【中国】「日本鬼子が放った毒ガス弾のよう」大気汚染悪化で損失890億円、濃霧の北京で死者も[01/15]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1358177321/
【中国】深刻な大気汚染で北京市が一部企業の操業停止、メディアからも政府批判[01/15]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1358295368/
【中国】米華字紙「深刻な大気汚染の解決、カリフォルニアの世界一厳しい排出ガス規制に学べ」[01/18]
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1358484655/

2013年1月16日水曜日

清々した

清々した


こんな馬鹿早く死ぬべきだった。

とにかく共産主義者ですよ。

腹の底からのね。



あれは30年以上前かな。

自民党の渡辺美智雄さんとこの大島が深夜の討論番組に出てたんだけどね。

スタジオにいた自衛隊員の若者を馬鹿にするんだね。

渡辺さんが自衛隊員に優しい気使いしてたけどね。

大島のことだから後で先ほどは失礼しましたなんて謝ったんだろうがね。

謝るくらいなら最初から言うなボケ。

昨日ですか死んだのは、奥さんの小山さんは77歳でも舞台に出ないといけないんですな。

金は残してくれなかったんでしょうね。

だから、77でも舞台の稽古に行かないといけないわけでね。

死んだ次の日にね。



因みに未成年でも死刑にはなりますよ。

よほど残虐な殺し方だったんでしょうね。







訃報:大島渚さん80歳=映画監督



大島渚さん

 『愛のコリーダ』で有名な日本の映画監督、大島渚さんが15日、肺炎のため神奈川県藤沢市の病院で死去した。80歳だった。





 大島さんは大胆な性的描写が話題になった『愛のコリーダ』(1976年)で世界に名を知らしめた後、『愛の亡霊』(78年)でカンヌ国際映画祭の最優秀監督賞を受賞するなど、戦後の日本で最高の監督の一人に挙げられている。59年に『愛と希望の街』で監督としてデビューした大島さんは、日本の軍国主義やそれに対する狂気、在日韓国人に対する差別などを辛辣(しんらつ)に批判してきたことで有名だ。大島さんは『戦場のメリークリスマス』『日本の夜と霧』『絞死刑』などの問題作を発表。『絞死刑』(68年)は、日本人女性2人を殺害したとして、未成年者にもかかわらず死刑を執行された在日韓国人、李珍宇(イ・ジンウ)の事件を題材にした。





イ・ヨンミン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

2013年1月10日木曜日

つづきです



文中に誤りがありますね。
沖縄県民は日本人ですよ。
言語的にも遺伝的にも習俗でもね。
神道も共通しています。
古い神道がほぼ純粋に残っていますからね。
比べるなら台湾と比べないとね。


【日韓インタビュー】第8回~
 「竹島(独島)問題」「歴史認識問題」をどう考えるか?

(聞き手・武田肇)

●ソウルの民間会社に勤務する韓国人男性、Sさん(47)【後編】

=【前編】からの続きです。ツイッターを通じて知り合った韓国人男性Sさんは、サラリーマンをしながら「趣味で韓日関係を研究しているアマチュア(研究家)」(本人談)です。後編では「竹島(独島)問題」が話題の中心。日韓関係の未来を築くヒントはあるでしょうか?取材は韓国大統領選投票日前の12月中旬、ソウル市庁近くの喫茶店。※【訂正】Sさんの年齢 49歳→47歳

--今夏の李明博大統領の竹島(独島)上陸、天皇謝罪発言は日韓関係を冷却させました。いったい何を考えているのだろうと言う人もいます。

 天皇陛下(※1)に謝罪を求める発言は、李明博大統領が歴代大統領の中で「最も日本文化への理解がない大統領」という不幸から起きた問題と思います。「反日」というキーワードから読み解くのは誤りです。李大統領は大阪生まれ(※2)ですが、敗戦とともに4歳で韓国に家族と引き揚げました。

 李大統領は日本よりも「現代建設」時代(※3)に中東でビジネスを手がけた縁で、中東、アフリカ、東南アジア(インドネシアなど)といったイスラム圏、イスラム文化に理解が深い大統領なのです。ユドヨノ・インドネシア大統領らと非常に親しいことはよく知られています。でも、日本文化には理解がありません。たぶん関心もないと思います。

 韓国の民主化以降の大統領を見てみましょう。金泳三大統領は「考えなしに言葉を出す人」であったけれど、絶対に天皇陛下を非難することはありませんでした。日本社会の位置づけを念頭に、天皇陛下には絶対触れてはいけないと知っていたのです。

 金大中大統領は日本時代に教育を受け、民主化運動でも日本を拠点とし、日本文化に造詣が深かったことは言うまでもありません。天皇陛下にも敬意を払っていました(※4)。

 盧武鉉大統領は、「日本と外交戦争を辞さない」と発言したこともありますが、日本に友だちがいました。口にしなかっただけで。

 皮肉なことですが、大阪生まれで、韓国の若者らにSNSなどで「オオサカリー」(大阪+李)と悪口を書かれている李大統領が、最も日本について無知なのです。

 おそらく李大統領が天皇陛下に言及したのは、なんの考えなしの無意識だったと思います。李大統領はもともと失言をよくやる人です。彼にとっては数ある失言の一つに過ぎなかったでしょう。

 もし大統領の実兄の李相得議員(※5)が逮捕されていなければ、こんなことにはならなかったでしょう。李相得議員が大統領のそばにいたならば、独島にも絶対行かせなかったはずです。拘置所にいたので、止めるに止めようがなかったのでしょう。そうした事情も独島訪問(竹島上陸)に影響したと思います。

(※1)天皇の呼称=韓国マスコミは天皇を「日王」と呼ぶことが多いが、Sさんはインタビュー中、終始「天皇陛下」の呼称を使った

(※2)李明博大統領は1941年、大阪市平野区生まれ

(※3)李明博大統領は高麗大学卒業後、当時社員が100人に満たなかった現代建設に入社。36歳で社長、47歳に会長に、16万人の韓国有数の大企業に育て上げた。「サラリーマン神話」と言われたが、今は見る影も・・・

(※4)金大中大統領は、1998年の日本公式訪問に先立ち、韓国政府として天皇を表す「日王」の呼称を取り止め、「天皇」を使用することを宣言した

(※5)李相得議員=李明博大統領の実兄の国会議員。大阪生まれで、10歳まで日本で過ごし、流暢な日本語を話す。韓日議員連盟会長を務めるなど「知日派」として知られたが2011年7月、金融機関などから巨額の違法資金を受け取ったとして斡旋収賄などの疑いで検察に逮捕された

--失礼ですが、日本語もできなくて、日本にも行ったことがないのに、日本社会にかなり詳しいですね。ふだん新聞は何を読まれていますか。

 朝日新聞記者の前で失礼ですが、毎朝、韓国の新聞を読んだあと、産経新聞を読みます。時間があれば、朝日新聞と2ちゃんねるにも目を通します。

 産経新聞は韓国人の情緒にあっている新聞だと私は思います。産経新聞には黒田支局長(※黒田勝弘・ソウル駐在特別記者)がいらっしゃいますよね。お話ししたことはありませんが、すれ違ったことは何度かあります。産経新聞ソウル支局が入っているビルを、うちの会社が管理しているので(笑)

 その黒田さんの記事を韓国人が初めて読めば反発しますが、しかし、読み続ければ、黒田記者ほど韓国社会について理解が深い記者はいないとわかります。韓国人ファンは少なくないと聞いています。

--たまに韓国紙に「黒田支局長、また妄言」みたいな記事が載りますよね?「妄言製造機」なんて失礼なことを書くメディアも。支局長から駐在特別記者の肩書に変わっても「支局長」と書き続けるのもなんだかおかしいですが。

 先に申し上げたように、韓国のメディアは競争がめちゃくちゃ激しいのです。ネットに出た記事のクリック数や書き込みの数まで重要とされます。

 そんな中、韓国の記者は黒田記者を「利用」しているのです。黒田記者はネチズンに人気がある有名人だから、黒田記者に関する記事を書くとクリック数がぐっと上がるのですよ。でも、見出しは刺激的でセンセーショナルなのに、読んでみたらたいした内容でないという記事ばかりですよ。それだけのことです。

 日本人が韓国メディアを通して韓国社会を見れば、黒田記者はいつテロに遭ってもおかしくないと思うのではないでしょうか。実際は全然そんなことないです。ありえません。黒田さんの記事に怒る人もいるかもしれませんが、多くは「日本には日本の立場があるから」とか「日本人の立場ならそう考えるだろうな」と受け止めます。

 産経のホームページは韓国のユーザーに見やすい、というのも韓国で影響力が大きい理由かもしれません。朝日新聞も、まあまあ良いと思います。

(※朝日新聞は有料記事が多くて「不便」という声は韓国でよく聞きます。経営戦略の違いですが・・・。ちなみに朝日新聞は、主要記事を翻訳した「韓国語版」を無料で出しています)

--ならば、韓国社会で朝日新聞の役割はありますか?

 中国では尖閣問題をきっかけに反日暴動が起き、日本人が暴行を受けましたよね。韓国では絶対にああいうことは起きません。1945年以降、中国の反日デモのような事態が起きたことはないし、大規模な反日集会もありませんでした。日系の商店を壊したり日本製品を焼いたりということも、ごく一部のパフォーマンスを除けば、ありませんでした。そして、これからも起こらないでしょう。私は、その理由について、かなりの部分、朝日新聞のようなメディアのおかげと思っています。

 韓国人は、日本との間でいろんなことがあって感情が高ぶっても、「それでも購読数が多い朝日新聞でこんなふうに良心的に報道しているから、日本はまだ大丈夫だ」「日本にも、朝日新聞を読むような良心的な人がたくさんいる」と思って過ごしてきたのです。韓国にある「反日」が暴力にまで発展しなかった理由は、そこにあると考えています。朝日の役割は大きいのです。

--そんな効用が? ところで、日韓の歴史問題がなかなか落ち着きません。日本政府は植民地支配の問題についてもう一度謝罪すべきでしょうか。

 私はその問題は1965年の韓日協定(※)で国際法的に解決されたと思っています。いくつかの市民団体が日本政府や韓国政府を相手に訴訟を起こしていますが、私は韓日協定で解決したと考えています。

(※)1965年の韓日協定=65年6月、日本と韓国が国交を正常化させる一環として佐藤栄作政権と朴正熙政権下で締結された「日韓基本条約・請求権及び経済協力協定」。日韓関係を考えるうえで重要なポイントであり、先輩記者が書いた用語解説を参考に掲載します。

<請求権・経済協力協定> 協定で日本は韓国に3億ドルを無償で供与し、2億ドルの貸し付けを約束した。いずれも10年間、日本の生産物や日本人の役務を提供するもので、浦項製鉄(現在のPOSCO)やソウルと釜山を結ぶ高速道路、昭陽江ダム建設などに使われた。
  日韓間の財産、権利などの請求権については「完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する」と記した。日本の植民地支配下での徴用や徴兵などの個人補償は、韓国側に任せ、経済協力の形で「清算」に代えた。このため、当時念頭に置かれていなかった日本軍慰安婦などへの補償・支援が後日、大きな問題になった。
  朴正熙政権は70年代に入り、対日民間請求権補償に関する国内法をつくった。強制動員で死亡した約8500人の遺族に30万ウォンずつ支払うなどしたが、被害者のごく一部だった。歴史の見直しを掲げた盧武鉉政権は、日本による強制動員の調査を進め、07年には、死者に2000万ウォン(約230万円)などを支給する法律が成立した。
  =朝日新聞2008年2月25日朝刊 特集面(歴史は生きている 第9章 日韓国交正常化:上)より 一部略

--その韓日協定について、韓国の若い世代はよく知らないのではないでしょうか。日本は戦後、植民地支配の問題に対し何もしてないと思っている若者もいます。

 韓国の学生たちは、現代史(解放後の歴史)をあまり学校で習わないのです。高校3年は受験で忙しいので(※)。まともに知らない状態で接するのが、ネットなど事実が正確でない媒体が多いようです。しかし、そういう若い世代も、年を重ねれば視野が広くなり、考えが変わってくると思います。

 最近、韓国の若者は、日本の若者に似てきたと言われます。学校とかアルバイトとか、自分の狭い世界から出ず、関心は「何を買うか」だけというふうに。だから、日本に関心のない若者も増えてきました。トヨタ、ユニクロが日本製とわからない若者までいると聞きます。その意味での反日感情も変化しているのではないでしょうか。

(※)この点について、現役大学生で、今回、私の取材テープを聴きながら翻訳を手伝ってくれたC君は「韓日協定は学校で習ったような気がします」と言いました。ただ、詳細までは教わった記憶はなく、「あまり印象は残らなかった」とのこと。学校や先生の個性によって教え方に差がありそうです。ちなみにC君は韓日協定は知っているものの「日本の植民地支配の謝罪と補償は不十分だ」という考えだそうです。

--さて竹島(独島)問題について、です。率直にどうお考えですか。

 私の考えはさておき、韓国人は独島を「韓国独立の象徴」と考えているので、韓国政府が独島問題(竹島問題)で妥協するのは非常に難しいということは間違いありません。

 日本人は国際司法裁判所に提訴すれば、日本が勝つと思っているようですが、私は国際法の面から、韓国が勝つ可能性だって十分あり得ると思います。

 日本はサンフランシスコ講和条約で、竹島は島根県に帰属すると認められた主張していますが、国際法の考え方に照らせば、50年以上の間、独島を支配し、ヘリポートや宿舎など多額の建設投資をし、住民も住んでいるという韓国の立場は、決して不利とは言えないと思います。

 日本政府は毎年、書簡(※口上書)を送って、竹島は日本領と主張してきたと言いますが、私が知る限り、それは1993年以降のことではないでしょうか(※注意・筆者未確認) 1951年、韓国政府の李承晩ラインによって竹島は独島となり(※韓国が支配し)、それ以後、日本が談判して抗議(※当局者に対面して抗議)は数回もないと思います。これは国際法的に不利に作用するのではないでしょうか。「外務省が毎年定期的に抗議してきました」というだけでは日本の財産という保障を国際法的に得るのに、なかなか難しいのではないかと思います。将来、韓国政府が国際司法裁判所への共同提訴を受け入れることはあると思います。アマチュア(研究家)の見解ですが。

 もし、独島(竹島)が日本領と認められた場合について考えてみましょう。私は、韓国政府は、それこそ崩壊するかもしれないと思います。尖閣諸島に香港や台湾の活動家たちが小船で向かい、上陸しましたよね?私が思うに、もし独島が日本領になれば、鬱陵島から数万人の韓国人が独島に向かうことになると思います。韓国にあるありったけの船舶を動員して。世界史上かつてなかった光景を作ることになると思います。

 私は韓国人を卑下するわけではありませんが、こと独島については、韓国人は相当しぶとい、笑い事みたいに言えば「ゾンビ」みたいな性向を持っています。

 それでも日本の領土として確保したいのであれば、日本政府は、米国がイラクやアフガニスタンに駐屯する以上に辛くなると思います。私は韓日関係を考えるアマチュア(研究家)に過ぎませんが、これまでの経験を総合して言うならば、毎日毎日、数万人の韓国人が独島(竹島)に向かうことに耐えられる海上警備を日本は強いられると思います。相当なコストです。数百隻の海上保安庁の船舶を駐在させても、韓国人の上陸を阻止するのは困難かも知れません。おそらく、鬱陵島から水泳をして独島に向かう韓国人も数千人にもなるでしょう。もしそうなったら死者が必ず出ます。もし海上保安庁の船とボートが接触して沈んだら、本当に深刻な事態になります。

 以上はアマチュア(研究家)の私の見方ですが、日本政府もおそらくこのような展開になることを十分考えていると思います。

--そうですか・・・(絶句)。ところで、自民党が圧勝した日本の総選挙の結果についてはどのように見ていますか。韓国メディアは一斉に、極右・安部政権成立と報じ、大騒ぎですが。

 個人的な経験を話したいのですが、私は1985~86年ごろ、韓国原子力研究院でアルバイトをしていたとき、外国の原子力発電所の事例を研究してパンフレットを作ったのです。最近、日本の新聞記者が韓国の原発取材に来て、どこかで受け取ったパンフレットが80年代半ばの製作で呆れたとか書いていたのですが、それはおそらく、私が作ったパンフレットです。たぶん担当者は、面倒くさいと思って、30年近く同じパンフを使い続けてきたのでしょうね。

 韓国メディアの日本政治の報道も、これと同じことが言えると思うのです。はるか過去に作った枠組みを、単純に当てはめ続けているだけの惰性的な報道です。正直言って、私のようなアマチュアの方がちゃんと見えていると思う時さえあります。

 一般論ですが、韓国メディアの日本担当というのは、専門性が非常に乏しいと思います。韓国では国際部より、政治部、経済部の方が格上とされていることが背景にあり、日本特派員になるのは、全然日本と縁のなかった記者が多いと聞きます。勉強する時間もないまま。そういう記者が、日本に特派員として来てどうするか。先輩が書いた記事をデータベースで探し出し、それを基に記事を書くことになります。日本の政権が変わるごとに出てくる記事を比較すると、「ほぼ同じ書きぶり」ということがあるんです。誰々が親韓派だとか、「文字一つ同じ」みたいな記事もあるくらいです(笑)

 アマチュアの私から見ても、いったい日本の国会議員の中に「親韓派」なんてあるのかと思うのですよ。日本は選挙が機能している国です。政治家はまず、自国民のため、選挙区民のために働きます。日本の利益よりも韓国の利益を優先する「親韓派」がいる、なんて、小説のような話だと思います。でも、そんな記事が出るのです。

 今回の総選挙に関連して、安倍晋三・自民党総裁の昭恵夫人が「韓流ファン」だという記事が各紙に出ました。安倍氏は極右政治家だが、妻の昭恵さんは韓流ファンだから少し希望がある式の報道です。

 しかし、昭恵さんが韓流ファンだとして、それによって日本の対韓国政策が変わるでしょうか? 日本が王政国家であれば、ありえるでしょう。しかし、実際の日本の政治は、さまざまな手続きと制度の中で動いています。なのに安倍氏の話が出ると、昭恵夫人の話になり、韓流ファンで、どのファンクラブに加入し、とかいう記事が延々と続く。笑ってしまいます。 私は、特派員がアルバイト生らに面白いネタを見つけさせて、それに適当に手を入れて記事をあげているのでは?と思うことさえあります。そうやって捻出した時間を、酒を飲んだり、人と会う、と称する遊びに使っているのではと。だから、私が韓国メディアの日本に関する記事を読むと、千篇一律的というか、同じすぎると感じます。

 ただ、失礼ながら、韓国に関する日本メディアの記事を見ても、同じようだと感じることがあります。その点も、韓国と日本は似ている(笑)。私が産経の黒田記者を好きな理由は、ここにもあります。黒田記者は、韓国社会の基礎にある考え方をつかもうとする姿勢があるが、ほかの特派員はほぼ大同小異なんですよ。黒田さんは30年以上、韓国で特派員をやっていて、おそらく死ぬまで韓国におられるつもりでしょうから、自分の書く韓国の記事に、付加価値を高めようとしているように見えます。ほかの特派員は3年くらい勤務すると帰国ですから、韓国社会にあらわれる現象の奥にある心理、文化的なものが見えていない、あるいは見ようとしていない気がします(※)

(※)今回の企画は、とにかく相手のお話に耳を傾け、読者の皆さんに日韓関係を考える議論のたたき台として提示するという方針なので、論評はしません。ただ、骨身を削って仕事をされている先輩記者の皆さんの顔が浮かび、胸が痛みます・・・

 韓国人の日本特派員の任期も3年くらいなので、日本人の基礎にある考え方や「脈」を見ようとせず、単純に日本で出ている記事を集め、つまみ食いして記事を出している印象です。特派員は、韓国からやってくるVIPの接待役、ガイド役だと自任している記者さえいるような・・・

 私が読む限り、今回の総選挙に関する記事と、5年前に安倍氏が総理になったときの記事とは非常に似通っています。この間、安倍晋三という人物がどのように変わったのか、日本社会がどのように変化したのか、中国の浮上がこの地域にどんな変化をもたらしたか、といった部分に記者たちの関心はまるでないように見えます。私は、韓国人の特派員の中に、黒田記者のように日本に一生とどまって特派員をする気概のある記者が一人もいないのが残念です。

 日本に一度も行ったことがないアマチュアの私に批判されることに、日本特派員たちはムカッとくるでしょう。私は日本語もできません。仕事の合間に、翻訳機を回しながら記事を読み、タイムラインを追っているだけです。反面、仕事ではなく、「趣味」だからこそ、勤務時間に関係なく、とことんやります。

              ※
  私は、SNS、インターネットの発達によって韓日関係が大きく変わると考えているのです。別の言葉で言えば「反日感情」が薄まっていくというチャンスが来たと思っています。

 私たちはいま、やろうと思えば誰でも、新聞・テレビといった既存メディアを通さず、日本に関する情報を得ることができるようになりました。昔はメディアの特派員を通じてしか日本像を結べなかったけれど、いまは個人が、翻訳機能を使いながら、2ちゃんねるから個人のフェイスブック、旅行レビュー等々、あらゆる情報を得ることができます。その情報が積み重なれば、等身大の日本、客観的な日本が見えてくるのではないでしょうか。

 そうなれば、たとえ日本にいる特派員が安倍極右政権の誕生と紋切り型で伝えても、韓国のネチズン(ネットユーザー)は自分たちの持っている情報、経験に照らし、その見方が妥当であるか検証できます。日本特派員が強烈な反日記事を書いても今ほど影響は少なくなります。そうなると信じています・

--私はSNS時代になって、互いに背負っている価値観がぶつかりやすくなり、逆に既存の対立が深まるような気がします。「2ちゃんねる」も諸刃の剣では? Sさんのような理想を実現するためには、何が必要でしょうか

 たとえ話を。在日韓国人出身のプロ野球監督、金星根(キム・ソングン)氏(※)をご存じですか。彼は20歳そこそこで韓国に来て、いまは70歳になるのですが、インタビューを聞くと、いまだに日本式のアクセントが残っているのです。これはすごいことだと思います。半世紀を過ぎたのに、頑固に日本式のアクセントが残っている。これは何を意味するでしょうか。

 また、全世界で日本語能力のテストをすると、トップに来る国は必ず韓国です。日本語と韓国語は言語構造が似ているから、韓国人にとって日本語は非常に親しみやすいからです。しかし、日本語が一見ペラペラにしゃべれる人であっても、「ありがとうございます」という初歩のあいさつが、ほかの外国人よりも変なアクセントだということがある。なぜでしょうか。

 話の結論はこうです。日本語と韓国語、あまりにも言語構造が似ているゆえに、外国語と思って接するのではなく、自国語の一部、自国語の延長として接している人がかなり多いということです。韓国式日本語、日本式韓国語である程度通じてしまうから、ディテールはいつまでたっても改善されないのです。

 これは韓国人が日本人を、日本人が韓国人を見る態度にも言えることだと思います。お互い似すぎているから、つい自分の価値観のまま相手の言動を見てしまう。初めから外国人と思って接しないために、かえって先入観を持ったまま接してしまう。そこに落とし穴があります。大切なのは、先入観をいったん捨て、相手の思考方法を謙虚に知ることです。そのように意識しないと、いろんなものを見てかえって誤解、偏見が強まるばかりです。似ているけれど、細部は違うと意識することです。

 いくら日本のアニメ、漫画をたくさん見ても、自分式、自国式の価値観が変わらなければ、その作品の本当の理解はないと思います。政治、社会の見方もしかりです。意識して、自国の価値観で見ること、判断することをやめなければ、「理解」につながりません。

 お互いの歴史を学ぶ意味も、実はそこにあるはずです。韓国人とは何者か、日本人とは何者か、どんな価値観、思考方式を持っているか。それを知るためにも歴史、文化を学ぶことが不可欠なのです。

(※)金星根監督=1942年、京都生まれの在日韓国人2世。韓国のプロ野球6球団で監督を務めた。現在70歳。

--そうなんですか。お話を聞いていると、本を出されたらと思うほどです。

 買う人はいませんよ。最近はネットでいろいろな情報を公開している人もいますし。

 韓国には、私のようなアマチュア(研究家)、「おたく」がたくさんいるのですよ。「おたく」が多いのは韓国も日本も同じですね。法律家でもないのに国際法に詳しかったり、肉体労働をしながら、弁護士以上に訴訟に詳しかったり、そんなアマチュアが韓国にたくさんいます。私が知る限りでも、「韓日関係」のアマチュアの水準はかなりのものです。私よりも詳しい人もいますよ。私は対米関係にも関心を持っています。

--もう一つ気になることを伺いたいのですが、韓国の人びとにとって愛国、民族主義とは何でしょう。

 韓国人の私から見ても奇異に感じられる時があります。「ファッション」にたとえればわかりやすいかもしれません。ある人が黒のスーツを着るが流行だ、というと多くの人がまねて着る。でも、その人たちは特段ファッションについての知識があるわけでもなく、似合うかどうか考えるわけでもなく、ただ他の人が着ているから私も着ているだけ。

 ただ、朝鮮半島はロシア、中国、日本という大国に囲まれていて、「私たちで団結しないと」という思いは強いのだと思います。

               ※

 ただ、民族主義というのは、単純な問題でないと思います。日帝時代に、日本兵となった朝鮮人の手記を読んだことがあるのですが「私たち朝鮮人が、沖縄人よりも悪い待遇を受けている。我慢ならない」といった趣旨の記述があるのです。当時、沖縄県民には参政権がありましたが、朝鮮半島には参政権がないなど、格差がありました。そういったことが、我慢ならないという個人的心情を吐露しているのです。

 そういう視点で考えてみると、たとえば日中戦争に日本軍兵士として出兵した朝鮮人が逃亡し、朝鮮独立軍に入ったというケースについても、当然、朝鮮独立のために参加したと言われてきたけど、「沖縄よりも待遇が悪いこと」への屈辱感、不満のために独立軍に入った兵士もいたと考えられるのです。

 1943年に朝鮮総督府が朝鮮人の日本語能力を調査しているのですが、日本語に熟知しているというのは人口の18%でした。これに対して台湾は45%。台湾人よりも朝鮮人の方が日本語を習うのが簡単なはずなのに、なぜ?と思うのですが、とにかく18%でした。だからこそ、日本語がよくわからず、だまされ、慰安婦にされた女性が相次いだのだと思います。

 しかし、もし、1943年時点で、朝鮮人も台湾人と同様に50%近くが日本語を使え、かつ内地の人たちのように参政権があり、いろんな待遇が上がっていたとすれば・・・・私は、海外で亡命政府の独立運動や、ヤルタ・カイロ会談での朝鮮独立決議があったとしても、朝鮮は独立していなかったのではないか、と考えるのです。

 ほかの側面から考えましょう。1945年8月15日の日本敗戦時、多くの朝鮮人が街頭で万歳した、と言われ、私もそう思ってきたのですが、資料を調べるとそうでもないのですよ。当時の朝鮮の人たちは日本敗戦を、疑問に思い、いぶかしがったのです。「この後、いったんどんな世界が広がるのか?」と不安にかられた。それくらい、1945年時点で、朝鮮人に独立への期待感がなかった、といえます。

 アマチュアの私の考えですが、かりにあと5年、日本統治が続い
 ていたら、国際社会が朝鮮独立を認めたとしても、朝鮮は沖縄と同様に、自分の意思で日本に残ったと思うのです。これは私が自分の集めた資料で、個人的に出した結論です。

 だから今、沖縄の人たちが日本の内地の人から差別を受ける感情や鬱憤を、私は理解できます。沖縄に米軍基地があるのは地政学とか軍事的な問題でどうすることもできないにしても、それを日本政府によって押しつけられることを理性的に受け入れられず、風船をふくらませて空に揚げる行動の底にあるメンタリティーを、理解できる気がするのです。自分たちも沖縄の人たちと同じような状況になっていたとは限らない、と・・・

(※)朝鮮半島出身者の参政権=1943年時点で、朝鮮半島在住者には参政権がなかったが(日本人も含め)、内地=日本本土の在住の朝鮮半島出身者には参政権があり、朴春琴という在日朝鮮人の国会議員もいた)

--そのようなお考えを韓国人から伺うのは初めてで、びっくりしました。そのような発言をすると「親日派」(=売国奴の意味)と言われないでしょうか。

 もう、そういう時代ではないと思います。

--明日もお仕事なのに、遅くまでありがとうございました。本当に衝撃的な話ばかりでした。せっかくなので、日本にも一度来て頂きたいです。

 来年は日本に行こうかなあと思うのですが・・・。でも、翻訳機で旅行サイトを見たり、旅行記を読んでいたら、なんとなく、行った気になってしまうんですよ。だから、結局、いつまでたっても行かないんです。

        【日韓インタビュー】第八回(おわり)

朝日の記者にも

朝日の記者にも
 まともなのが出てきましたね。
 これはNHKも同じです。
 NHKの番組を見ておりますと高齢の女性数人と30代と思しきNHKの記者かアナウンサーが話をしておりましてね。
 君が代日の丸容認、憲法改正するべきとの発言におばあちゃんたちが眼を丸くしてましたね。
 「あなたそう思いますか」との問いに「そう思います、私の周りはみんなそうですよ」と。
 おばあちゃんたちは驚いた顔してましたね。
 戦後の自虐史観左翼思想は若者にはもはや及んではいないのです。
 右傾化というけど早い話普通の国になると言うことですよ。

以下は朝日新聞の記者が韓国人にインタビューした物です。
 シンシアリーさんのブログのコメント欄で日本談児さんの紹介で知りました。

武田肇/朝日新聞記者 다케다 하지무 (@hajimaru2)

まともなのが出てきましたね。
 これはNHKも同じです。
 NHKの番組を見ておりますと高齢の女性数人と30代と思しきNHKの記者かアナウンサーが話をしておりましてね。
 君が代日の丸容認、憲法改正するべきとの発言におばあちゃんたちが眼を丸くしてましたね。
 「あなたそう思いますか」との問いに「そう思います、私の周りはみんなそうですよ」と。
 おばあちゃんたちは驚いた顔してましたね。
 戦後の自虐史観左翼思想は若者にはもはや及んではいないのです。
 右傾化というけど早い話普通の国になると言うことですよ。

以下は朝日新聞の記者が韓国人にインタビューした物です。
 シンシアリーさんのブログのコメント欄で日本談児さんの紹介で知りました。

武田肇/朝日新聞記者 다케다 하지무 (@hajimaru2)

【日韓インタビュー】第7回~
 「竹島(独島)問題」「歴史認識問題」をどう考えるか?
 (聞き手・武田肇)
 ●ソウルの民間会社に勤務する韓国人男性、Sさん(49)【前編】
 =Sさんとは、ツイッターを通じて知り合いました。会社での肩書は「新事業開発チーム次長」。長身で落ち着いた雰囲気の紳士。しかし、今回の取材で私の韓国人のステレオタイプイメージを一番壊してくれた人物でした。「ツイッターで取材相手を探す」という取材手法でなければお会いする機会はなかったと思います。取材は大統領選直前の12月中旬。
  長くなりますので、【前編】と【後編】に分けて紹介します。

--今日はお寒い中、わざわざありがとうございました。いまツイッターを手に「日韓関係の未来を考える」という取材をしています。日本とのかかわりがあれば教えて下さい。
  1987年(当時22歳)のことなのですが、私が江原道・鉄原(※1)で軍務に就いていたとき、外国人の一行が軍部隊を視察に来ました。私は保安隊員として見学者用バスに乗ったのですが、1人の日本人のおじいさんが泣いておられたのです。私は日本語が全くわかりませんから通訳を通して事情を聴くと、そのおじいさんは「帝国陸軍の伝統が、韓国軍に残っていたことに感動した」というのです。
  びっくりしました。私は日本帝国陸軍は1945年の敗戦で消えたと思っていましたし、それがどうして韓国軍と関係があるのだろうかと。でも、後で調べてみると、理解できたのです。日本の敗戦後、韓国陸軍が形作られたのですが、その際、旧日本陸軍や旧満州国軍で士官・下士官経験のある人たちが主力としてかかわったのです。武器や編隊などは米軍の影響でしたが、訓練方法や規律は日本陸軍の伝統が生かされたのです。それを知って大変驚きました。
  さらに84年(※2)に大学に戻ると、運動圏の学生たち(※3)はみんな岩波書店の「世界」とか、日本で出版された左派系の書籍・雑誌を読んで、思想的影響を受けていました。私は運動圏の学生ではありませんでしたが、その状況に大変関心を持ちました。専攻ではありませんが、日本と韓国の関係を研究しようと思ったのです。
  ただ、就職すると、忙しくて日本語を勉強する時間はありませんでした。転機は2000年ごろ、翻訳機が登場したことです。日本語の新聞や雑誌、本を、その気さえあれば読めるようになりました。韓国語と日本語は順序や語彙が似ているから、翻訳機を使えば9割くらいは読むことができます。
  さらに数年前には、日本の「2ちゃんねる」の内容をリアルタイムで見ることができるサイトが登場しました。翻訳掲示板「ゲソムン」(直訳すると「犬のうわさ」?)や、海外のネチズン(ネットユーザー)の反応を集めた「ガセンイ」などです。ここに入り、「東アジアニュース速報+2ch」などを読むと、日本人が韓国に非常に関心を持っていることがわかります。
 (※1)鉄原(チョロン)=韓国最北の軍事要衝で、非武装地帯(DMZ)に接している。北朝鮮が見える展望台や、北朝鮮が「南侵」のために作った地下トンネル跡もあり、観光客が訪れる。
 (※2)84年の韓国=朴正熙大統領の暗殺(79年)以後、クーデターで実権を握った「新軍部」出身の全斗煥大統領が強権政治を続けていた。民主化を求める学生運動が盛んで、当時の日本の韓国報道はそうしたニュースが中心。日本は中曽根政権下で、83年に電撃訪韓、84年には全斗煥大統領が日本を公式訪問した。
 (※3)運動圏(ウンドンコン)=学生活動家は「運動圏学生」と呼ばれていた。いまでは市民運動も包括する言葉に。

--「2ちゃんねる」には、ためになる書き込みもあるかもしれませんが、韓国や韓国人を中傷する書き込みが多いと思います。日本人でも恥ずかしく思うときもありますが。
  そうでもないですよ。掲示板に現れる書き込みは様々ですが、中傷の書き込みというのは韓国の掲示板にもあることです。特に日本だけの問題ではありません。気分が悪くなることはありませんよ。2ちゃんねるが韓日関係の悪化にはつながるというのは、単純な見方でしょう。
  逆に、2ちゃんねるに現れる日本人の反応を見て、こんな視点で考えることもできるのかと勉強になることが多いです。韓国で知る機会が少ない韓国のニュースや出来事も、知ることもできます。
  たとえば、日本の皆さんにはおなじみの「何でも韓国が源流」というのがあるでしょう。韓国人が、日本のすしだとか、他国の文化の起源を朝鮮半島と主張しているという、あれです。私は「韓国起源説」が流布されていることや、そのことが海外で話題になっていることを2ちゃんねるで初めて知りました。最初は驚いたのですが、韓国人の思考を踏まえると、さもありなんと。

--お仕事は何をされていますか。
  室内造景の会社に勤めています。たとえば、この店(ソウル市役所近くの喫茶店)にクリスマスツリーがあるでしょう。こういう飾り物の植物を管理し、シーズンが終わったら撤去する業務です。だから私、この店のコーヒーの無料クーポンを持っています。負担に感じなくていいのですよ(※コーヒーをおごってもらいました)。
  いずれにしても、日本にも歴史問題にも何の関係もない会社です(笑)。私は趣味で韓日関係に関心を持っている「アマチュア(研究家)」です。

--日本には何回行ったことがありますか?
  90年代に仕事で2年間米国に行ったのですが、そのときに成田空港で飛行機を乗り換えました。それ以外は、ありません。実質的には日本に行ったことがないです。

--こんなに日本に関心がおありなのに?日本人の知人はいますか。
  米国に2年間行ったときに親しくなった日本人がいます。いまでも年賀状を交換する仲です。それから高校生のとき、日本語担当の先生が一度日本人を学校に呼んできて、少しお話ししたことがあります。しかし、仕事で日本人に会う機会はありません。
  米国で親しくなった日本人は男性1人、女性1人です。男性はトヨタに部品を納品する小さな会社に、女性は人材派遣会社に勤めていました。
  特に米国ではそうなんでしょうが、海外に出た韓国人にとって一番身近な外国人は日本人なんですよ。日本人がいればつきあうしかしょうがないというか、それくらい自分たちに一番似ている存在です。
  日本人と韓国人では、人と人の距離の取り方が違うとは思いましたね。韓国人は距離が近く、私的空間にも入っていくことさえありますが、日本人は逆ですよね。プライバシーを尊重する。だから長くつきあっても、ちっとも親しくならないと感じることがあります。でも、それは初期段階のことです。ある程度時間が経てば、韓日の文化の違いだと気づき、つきあう上で大きな問題にはなりません。

--日本人の友人ができる前の日本のイメージは?
  悪いイメージはなかったですよ。私が学生時代を過ごした80年代半ばは、日本文化が広がった時期です。五輪真弓の歌が韓国の歌曲よりも人気だったり、カフェから聞こえるのは決まって日本の歌だったり。日本の漫画、アニメにも接した世代です。
 --日韓の歴史問題についてはどうでしょうか?
  たとえば今、大統領選がおこなわれていて、(与党セヌリ党の)朴槿恵候補が、(お父さんである)朴正熙元大統領の70年代のことで批判を受けているじゃないですか。今から30~40年前の韓国は(クーデターで政権の座についた)軍人による非民主的な政治でした。そして100年前(の韓国併合時)は、日本人による統治です。私は個人的に、そこに大きな差はないと思っています。
  いま、韓国では70年代、80年代(※軍事独裁政権だった朴正熙政権、全斗煥政権)について盛んに批判が行われています。いま、韓国社会全体で見れば、日本統治時代への批判よりも、70年代、80年代への批判の方が多いし、関心も高いと思っています。

--若い人たちの対日感情がよくないという意見を聞きました。
  若い世代、20~30代の世代は、歴史について小説やドラマ、あるいは漫画を通じて知識を得る傾向にあります。ドラマや小説は視聴者や読者の集中力を高めるために、わざと過激につくりますし、事実でないことも盛り込みます。若い世代は体験がないゆえ、それが実際にあったように受け止めてしまう。それゆえに、その時代を直接経験している人に比べて、若い人たちの方が歪曲(わいきょく)して歴史を受け止めているのではと思います。
  私のような50代(Sさんは韓国の年齢で50歳)は、そうした小説、ドラマを「ドラマチックなもの」(作り物)として受け止めます。なぜなら、おじいさんやお父さんから、その時代(日本統治時代)についてある程度話を聞いているからです。直接経験している人から話を聞くのと、小説、ドラマ、漫画だけを通じて知るのでは、大きな差があると思います。

--日本の植民地時代について、どなたからどのような話を聞きましたか。
  特に印象に残っているのは、幼少のころ、近所にあった塾の先生です。その先生は、当時70歳だから、いまもご存命ならば100歳を超えているでしょう(※1910年の韓国併合前後の生まれ?) 
 (太平洋戦争時に)南太平洋に日本軍の軍属として派遣され、指がありませんでした。足も引きずっておられました。その方を通して当時のお話をたくさん聞いたのですが、先生が日本人や日本に対して悪く言うことはありませんでしたよ。その先生は、日本の算数の教科書をもとに子どもたちに算数を教えて生計を立てておられました。
  日本人は、韓国人は反日教育をしているという印象を持っているでしょうが、学校現場には実はそんな余裕はないと思います。入試準備のために忙しいのです。それに植民地時代のことは試験にあまり出ません。答えが複数あるような、論議中の問題は採点が難しく、試験になじまないからです。教科書に植民地時期について詳細な記述があっても、詳細に習うとは限らない。そこは日本の皆さんにも考えていただいた方がいいと思います(※)
  ただ、さきほど申し上げたように、テレビ、映画、ドラマ、漫画を通じて、若い世代に「反日」の心理が強くなっていることはあるかもしれません。
 (※)韓国の歴史教育の実際=この点について、知り合いの韓国人大学生C君について尋ねたところ、Sの見方にはちょっと異論があるとのことでした。受験体制下の学校でも、先生次第で、植民地時代について詳細に感情を込めて教わることがあるそうです。また、実は歴史の授業よりも、「抗日文学作品」が多く取り上げられる国語の授業の方が、「反日的な感情」が高まるとC君は言っていました。先生が「作品が書かれた背景」を情感を込めて教えるからだそうです。ただ、「必ず教科書通り詳しく教わるとは限らない」という点は、Sさんの見方に賛同とのことです。

--韓国の新聞は「日本」について過剰に厳しく報道しているという批判が、私のツイッターのフォロワーから寄せられています。
  韓国社会というのは、メディアの競争がすごく激しいのです。視聴率、購読率はもちろん、新聞の場合、個別の記事の人気度まで競争です。そんな中で、たとえば慰安婦問題について中立的なスタンスを取ったら、集中攻撃を受けてしまうのです。広告収入が落ちたり、視聴率が落ちたり。だから、どのメディアも、反発が起こりそうな問題については神経をとがらせています。うかつに手を出せない。だからみんな、対日問題では、韓国社会で論議が起きにくい書き方、つまり厳しい書き方しかできないのです。
  日本人は韓国メディアを通して、韓国は反日感情が過剰と思うかもしれませんが、そうしたメディア特有の問題があることを知っておいた方がいいと思います。
  考えてみてください。日本大使館前の「水曜集会」(※元日本軍慰安婦と支援団体が毎週水曜日に欠かさず、約20年にわたって日本大使館前で謝罪と賠償を要求するデモをしている)は、韓国の新聞がよく取り上げますが、いつも参加する人しかしていません(※地元記者によると、通常は20人程度か)。国民的問題と言われているのに、新しいメンバーが集会に参加することはほとんどないのです。せいぜい全教組(※)の先生が、自分の生徒を連れて行く程度です。一般の人たちはさほどの関心はありません。「やっているなあ」という感じで。
 (※)全教組=全国教職員労働組合 韓国の教職員組合の一つ。しばしば韓国の保守新聞に「従北」(親北朝鮮)のレッテルを張られ、批判されている。

--慰安婦問題についてはどのようにお考えなのでしょう。
  私は93年ごろから慰安婦問題について関心を持ち続けています。当時、私はリサーチ会社に勤務していて、慰安婦問題の資料を集め、国際機関に向けて英語翻訳する仕事をしていました。慰安婦問題の論文についても多く目を通しています。
  そんな私から見ると、韓国メディアは慰安婦問題に関して、事実に基づかないことを報道することがしばしばあると思います。慰安婦問題を熱心に勉強している記者も非常に少ないと感じます。
  慰安婦問題が大きな問題となったのは92年、93年ごろです。(※93年8月に河野洋平内閣官房長官がいわゆる「河野談話」を発表) それまで、韓国人が慰安婦のことを知らなかったかと言えばそうでないのです。私も、少なくとも高校時代には知っていましたし、70年代の韓国社会でもよく知られていました。問題化しなかっただけなのです。70年代、80年代当時の韓国社会の雰囲気の中で、「私が慰安婦だ」と公開的に告白することはとてもしんどいことだったのです。それが90年代になって、日本側で大きな報道があり、元慰安婦の人たちが次々と自己告白して、大問題になっていきました。
  その過程である問題が起きました。吉田清治さんという日本人の証言です。吉田さんは「軍の命令で済州島で慰安婦を集め、多数の女性を中国戦線に無理やり連行した」といった内容の本を出版しました(※1983年)。この本が韓国でも出たとき、私は大学を卒業していたのですが、ベストセラーになったと記憶しています。それ以降、韓国で従軍慰安婦問題を考える人たちは、この本を参考にして判断するようになりました。
  ところが、その後、吉田さんの証言は信用できないことが判明したのです。突き止めたのは、韓国の済州島の「済州新聞」の記者でした。吉田さんが慰安婦を集めたというソンサンポ(城山浦?)一帯を取材して歩き、89年に記事にしています。吉田証言のようなことがあったら、済州島の人びとの記憶に深く残っているはずなのに、いくら取材しても、証言が裏付けられなかったのです=(※)

(※)吉田証言に対する朝日新聞の対応=「軍の命令により朝鮮・済州島で慰安婦狩りをし、多数の女性を無理やり連行した」などとする吉田清治氏の証言については、80~90年代、朝日新聞を含む日本メディアも報道した。しかし、その後、吉田氏の証言を疑問視する声が日本でも広がり、朝日新聞は97年3月31日の紙面で、吉田証言の検証結果を報告。①済州島の人たちから、吉田氏の著述を裏付ける証言は出ておらず、真偽は確認できなかった②(証言の真偽を問う朝日新聞の取材に対し、吉田氏は)「反論するつもりはない」として、関係者の氏名などのデータの提供を拒んだ③(慰安婦問題に関する日本)政府見解は、吉田氏の証言をよりどころにしたものではない、とし、事実上、吉田証言は信頼に値しないと結論づけた。
  この件は本題とは関係ないことではありますが、時間が経ちすぎで、吉田証言に対する朝日新聞の対応についてご存じでない方もいらっしゃるようなので、念のため触れました。ちなみに朝日新聞が97年3月は、私の入社前です。
 (Sさんインタビュー 続き)
  問題は、それにもかかわらず、韓国では現在も、吉田証言が信用できないことを知っている人が多くないことです。甚だしくは、記者でさえ揺るぎのない事実と思い込んでいます。
  今年9月、「朝鮮日報」のコラムで、また吉田証言が事実として紹介されました(2012年9月9日のコラム「『慰安婦狩り』を告白した日本人」)。私はすぐに朝鮮日報のホームページに抗議の書き込みをしました。「吉田証言が事実でないことはちょっと調べればわかることだ。調べもしないで記事を出したのか。記者はファクトが命ではないのか」といったことを書きました。しかし、すぐほかの読者に「威張るな!」と書き込まれました。
  私のように慰安婦問題に関心を持っている者は特別かもしれませんが、多くの人は関心がないから、調べようともしないのです。
  韓国メディアは、特に日本に関する報道は、知識不足を補うことなく、頭に浮かんだことをそのままに記事にすることが多いような気がします。そうした記事に対して、韓国のネチズン(ネットユーザー)の反発もあまりないんです。ネチズンも日本についてあまり知らないからでしょう。だから外部からの刺激を受けないまま、事実でないことが拡散してしまっているところがあります。私は特に慰安婦問題で、こうした傾向が強いと思っています。

--韓国の研究者はどうでしょうか。
  論文は自分の主張を裏付ける根拠を明示する必要があり、そう簡単に歪曲できません。韓国の学者の論文には、日本の産経新聞でも納得できるものが多くあると思います。一部は出版されています。
  ただ、韓国メディアではなかなか取り上げられないのです。実際のところ、研究者とか教授は、自分の研究テーマについて、むやみに、簡単に話すことができないじゃないですか。だからテレビなどに出て慰安婦問題について語っている人は、専攻者ではないことが多いのです。論文をきちんと読まず、新聞記事を読んで、あるいは慰安婦をテーマにしたドラマを見たイメージで話をしている。そのことが問題を難しくしていると感じます。
  地道な研究をしている人はめったにテレビに出ないのは、論争に巻き込まれて自分の立場が困難になることを恐れるからです。論争が「事実」を基づくものであれば意味もありますが、事実に基づかない攻撃も多い。だから避けてしまうのです。

--勇気を持って記事にする、ということはないのでしょうか?
  かりに記事にしたとしても、そういう記事はヒット数が上がりません。さきほど申し上げたように、韓国は日本と違ってほとんどの分野が競争的です。新聞も、放送も同様で、それゆえ論議になりやすいことは報道を控える傾向にあります。
  ちなみに「慰安婦をテーマにしたドラマ」の代表作は「黎明(れいめい)の瞳」(※91年、MBC)です。私も見ました。やはり吉田清治さんの本を基盤として製作された作品です。その吉田証言が信用できないことは先ほど説明しましたが、放送当時かなりヒットしました。

--ドラマの感想を
  当時は吉田証言の問題は知りませんでしたが、それは別として、私はこのドラマを見て、日本に対する考えというよりも、人間の悲劇的人生について思いをはせた記憶があります。このドラマは解放後、(朝鮮半島の人びとが)左翼と右翼に別れて戦った韓国戦争(※朝鮮戦争)まで扱っており、日帝時代がどうこうより、時代にほんろうされる人間の人生について考えさせてくれました。しかし、ほかの人たちの感想はどうだったでしょう。

--慰安婦問題に関する韓国民の関心は、マスコミ報道ほどには高くないとのことですが、李明博大統領は昨年(2011年)12月、京都で野田総理と会談した際、「慰安婦問題の解決」を強く迫りました。なぜでしょうか。
  大統領はそうするしか、選択の余地がないのです。韓国の憲法裁判所は(2011年8月)、慰安婦問題に対する韓国政府の姿勢について、積極的な対応をとっておらず、元慰安婦の人権を侵害しているとして「違憲」だとする決定を出しました。李明博大統領は就任後、意識して慰安婦問題を取り上げないようにしてきたと思いますが、この憲法裁判所判決によって、対応せざるをえなくなったのです。
  もしそれでも何の対応もとらなければ、たとえば退任後、挺隊協(※韓国挺身隊問題対策協議会、元慰安婦を支援する市民団体)が李大統領と外務省長官を相手に訴訟を起こす可能性が高かったと思います。訴訟を起こされても、李大統領が自分の資産を失うことはないと思いますが、面倒なことになるとは予想できます。李大統領は日本政府にアクションを取るほかなかったのです。

--慰安婦問題の解決はどうすべきですか。日本側は何をすべきと考えますか。
  もう日本には「河野談話」があるじゃないですか。私はそれで十分と思います。自民党の安倍総裁(当時)は、河野談話を整理すると言っていますが、私は慰安婦を全否定するものでない限り、それもよいと思っています。
  日本は民主主義国家ではないじゃないですか。いくら日韓関係が大事だと考えたとしても、政治家は選挙で当選しなければならない。そこを韓国人はよく考えなければならない。
  今回、土肥隆一議員が政界引退しましたよね(※土肥隆一・民主党前衆院議員=2012年12月の総選挙に立候補せず、引退)。クリスチャンの彼は、韓日のキリスト教議員グループ(※「日韓キリスト教議員連盟」)の記者会見に同席し、そこで独島(竹島)に関する韓国の主張に同調したということで日本側で批判されました(※2011年3月に報道で発覚)。今回、そのことが関係して立候補できなくなったことは明らかだと思います。
  そんな世論の日本で、いったいどれだけの政治家が、韓国側の主張に基づいて慰安婦問題の解決に乗り出すことができるというのでしょうか。もし政権がそういうアクションをしたら、すぐに崩壊、というのが私の日本社会、政治状況についての認識です。
  たとえば、政治家より上に立つ天皇陛下が、この問題について何らかのコメントができればいいのかもしれませんが、憲法上それもできません。だから日本側は、今ある「河野談話」以上のことはやりようがないというのが、私の現状認識です。そこをよく知る必要があります。
            Sさんインタビュー【前編】終わり
          【日韓インタビュー】第8回に続く

2013年1月8日火曜日

温暖化ですね

温暖化ですね
人口増や経済発展もありますけどね。
根本は、温暖化ですよ。
中国では、降水量が減っていますからね。
長江や黄河の上流では年々氷河が溶けていますからね。
氷河がなくなったら流量は半分になると言われています。
毛沢東の時代も水不足はありました。
工場廃液を灌漑用に使っていたくらいですからね。
昨夜のクローズアップ現代ではシェールガスオイルの埋蔵量は中国がアメリカを上回ると言ってましたけど、掘削には大量の水が必要だからどうでしょうと、専門家が言っていましたからね。
水の取り合いでの戦争は人類の歴史では珍しくありません。
インドのガンジスやインダス川の上流はチベットですが中国はダムを作ってますよね。
インドと中国の戦争になる可能性は高いですよ。
さて、東レの株が上がるのかな。
海水の淡水化には、逆浸透膜を使うのが良いのですね。
東レがプラントとして売ってますから。
でも沿海部で数億もいるんじゃとてもじゃないけど無理でしょうね。
莫大なエネルギーが必要ですからね。
原子力発電の増設で余った深夜電力を使ってもね。
毛沢東の時代に帰ってくれるのが世界のためですな。
わが国政府は、中国共産党の真の共産主義者に援助して革命を起こさせないと。
温暖化で人類は絶滅しますがな。

【中国】習近平体制が直面する“水不足”…軍と人民に渦巻く不満が暴発する恐れも[1/8]
◆習近平体制が直面する意外な“爆弾” 軍と人民の暴発招く可能性
走り始めた中国共産党の習近平体制がさっそく難問に直面している。
全土に広がる慢性的な水不足だ。足りない飲み水や農業用水の枯渇といった問題が
各地で表面化しているものの、有効な対策はなく、人口増などで需要は高まる一方。
生命の維持に直結することだけに、軍や人民に渦巻く不満が暴発する恐れがある。
党の新指導部は足元に抱える“爆弾”におびえていた。
中国共産党の内情に詳しい防衛省関係者が明かす。
「習氏の周辺は新体制の発足前から『難問は外ではなく内にある』と頭を抱えていた。
やっかいなのが資源問題で、とりわけ水。日々の飲み水不足だけでなく、農業用水が不足し、
食料生産に影響が出始めている。新体制には、飢えた人民による暴動が一番恐ろしい」
中国では雲南省、四川省などを中心に干魃(かんばつ)による飲料水不足が深刻化。
全土の都市のうち60%が水不足に直面し、地下水の過剰なくみ上げによる地盤沈下が
首都・北京でも発生している。
農業では干上がる耕作地が広がっているとされ、効率的な水利用への整備も進んでいない。
農業省統計によると、1999年から2009年までに水資源は700億立方メートルも減少した。
現在の供給量は約617兆リットルながら、2030年には人口増、工業化の進行で
需要が817兆リットルまで増えるといわれる。
いくら黄河、長江という大河があっても、13億人超の需要には応じきれない。
昨年9月にあった反日デモなど中国では人民による抗議活動が、ここ数年で従来の3倍に増えたとされる。
「背景には水不足への危機感がある」(外交筋)との見方もある。
水不足は人民解放軍にとっても深刻だ。
『国防の常識』(角川学芸出版)などの著書がある元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト、鍛冶俊樹氏は
「水なくして軍は動かない。飲み水のほか、野営には食器の洗浄などに必要で、使えなければ衛生状態が
悪化する。優先的に水が使用できなくなくなれば軍は党に反発。かといって党が人民の水を軍に回せば、
人民の不満が増大する」と分析。
供給量を大幅に増やす打開策がなければ、軍と人民の暴発は必至だ。
中国には水確保に向けた戦略があるものの、実行に移せば近隣諸国の反発を招く危険がある。
国家間の問題に詳しい地政学者の奥山真司氏が解説する。
「メコン川を黄河、長江とほぼ平行するように流そうと狙っている。中国はメコン川の源流を押さえるため、
チベットの支配強化に注力している。だが、強引に流れを変えれば流域のラオスやタイ、ベトナムなどの
反発が強まるだけに短期での解決策にはならない」
ベトナムは反中の色を鮮明にし、タイは米軍と大規模な軍事演習を行うなど、バックには米国が控える。
いくら中国でも、超大国を刺激するような策は打てない。
そのほかの策として、国内では海水の淡水化プロジェクトを進め、北京郊外の発電所などでは事業化に
成功したが、全人民に対する大量供給のめどはついていない。
まさに八方ふさがりのなか、意外な問題が浮上。
人民の所得上昇が新たな脅威として忍び寄っているというのだ。
「貧しい層の所得がかさ上げされると生活水準が向上。住居ではトイレがくみ取りから水洗への移行が進む。
日本でも水洗トイレの普及した時期、水の消費量が大きく増えたという。また、中国では石炭で蒸気を
発生させる発電が主流のため、電力消費量が増えると水をさらに使うようになる」(奥山氏)
水不足を放置すれば人民の不満は増大するばかり。
日本では想像もつかない事態が、習氏の新体制を揺るがしている。
写真:干上がる中国の湖(ロイター)
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/images/20130108/frn1301081539002-p1.jpg
写真:習近平体制を水不足が襲う
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/images/20130108/frn1301081539002-p2.jpg
写真:中国が新河川の整備を狙う
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/images/20130108/frn1301081539002-p3.jpg
ZAKZAK 2013年01月08日
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130108/frn1301081539002-n1.htm

2013年1月4日金曜日

よくわかってますね

よくわかってますね
朝日毎日が左翼なのは専門家であればわかってますよね。
確かNYTの東京支局は朝日新聞東京本社内にあるんじゃなかったかな。
河野談話はね、前に書きましたかね、間違いではないんですよ。
一部強制性が認められたと言うのは、インドネシアの白馬事件のことなんですね。
河野談話発表のときに外務省が記者に説明しているので日本の記者は特に何も言わなかったんですがね。
朝日は騒いだのかな。
記憶にはないけどね。
朝鮮では強制性を認めたとして朝鮮人慰安婦のことだと思ったんですな
河野もオランダ人女性の事だと記者会見でも開いて補足すれば良いんだけどしなかったからね。
アホかいなと思ったけど、もしかすると朝鮮人を怒らせて日韓国交断絶しようと言う深謀遠慮かなと一瞬思ったけど、河野は馬鹿だからそれはないな。
納得。
しかし、安倍もだめだな。
何でこっちから特使派遣なんだよ。
悪いのは向こうだろうが。
期待して損したよ。
まあ、経済がんばんなさいよ。
そういやさっきのNHKニュースで共産党の志位と社民のミズポが憲法改悪とか言ってたね。
政治家は発議はするけど決めるのは、国民なんだよ。
国民の判断が、悪だから阻止するのかよ。
民主主義をやっぱり否定してるな。
おおこわ。

【慰安婦問題】M・グリーン氏「NYTなど米メディアの安倍批判、危険な右翼と憎む朝日・毎日の見立てを輸入したから」[01/04]
米紙ニューヨーク・タイムズは3日付朝刊の社説で、「歴史を否定する新たな試み」と題し、
旧日本軍による慰安婦募集の強制性を認めた「河野談話」に関して、
有識者による再検討の必要性に言及した安倍晋三首相を「重大な過ち」と強く批判した。
(中略)
ブッシュ前政権の国家安全保障会議(NSC)でアジア上級部長を務めたマイケル・グリーン氏は、
ニューヨーク・タイムズなど一部米メディアによる「安倍たたき」について、
「安倍氏を危険な右翼だと憎む朝日新聞や一部毎日新聞の見立てを輸入したものだ」との見解を示している。
(中略)
ニューヨーク・タイムズ社説は物証を挙げないまま、強制性を前提に見直しの動きを批判している。
一方、戦後50年の節目に当たる平成7年8月、村山富市首相が、
「植民地支配と侵略」への「心からのお詫びの気持ち」を表明した村山談話。
安倍首相はこれに代わり、歴史問題への立場を示す未来志向の「安倍談話」を新たに出す考えを示している。
これについても社説は、村山談話を不明確な未来志向の談話に置き換えたがっている、などとと否定的に伝えている。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130104/amr13010410070004-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130104/amr13010410070004-n2.htm

2013年1月2日水曜日

おはようございます

おはようございます
 今年もよろしく。
 身内に不幸がありましたので新年のご挨拶はいたしません。
 さて今BSジャパンで池上彰のやさしい経済学をやってます。
 昨日も見ましたけど間違いがありましたね。
 なんだったか忘れましたけど。
 会場にいれば突っ込むんですけどね。
 ケインズ理論だったからそれに関してのことでしたけどね。

さて本題です。
 これは韓国でも同じですが、舶来信仰があるんですね。
 自国の製品に信用がありませんからどうしてもは舶来信仰が出来るのですよ。

今ドイツのハイパーインフレについて話しています。
 日本の場合は、戦後の昭和21年が明治以来最大のインフレでした。
 300%ですね。
 ハイパーインフレの定義は13,000%ですから、朝日なんかは安倍さんの経済政策でハイパーインフレになるなんてプロパガンダ流してますけど、最大で300%ですからね。
 戦後の物不足の上に戦時国債をチャラにするために大量に札を刷っても300%なのに、アホかと。

去年の総選挙の次の日のNHKの7時のニュース見てましたけど、世界の反応ってだしたのは中国と韓国で右傾化に警戒とか。
 NHKの世界は極東だけなのかと。
 狭い世界だな、アメリカも東南アジア歓迎してるけどね。
 あほらしいので抗議のメールは送りませんでしたけどね。
 抗議は多くあったともいますけどね。

私は思うんですがインフレターゲットって言いますよね。
 消費税率の引き上げだってインフレでしょうけど。
 5%のインフレですよね。

物の値段が上がるんだから。

デフレだから買わないと言うのがあるんだからこれから上がると思えば買うんじゃないかな。
 去年だったかな、イギリスが付加価値税率を引き上げたんですね。
 確かに税収は減ったんですよ。
 難しいところだけどね。

【産経コラム】北京春秋 日本製品の底力[01/02]

 この年末に一番うれしかったことは、自宅近くの小売店に日本メーカーのビールが戻ってきたことだ。
沖縄県・尖閣諸島の日本国有化に反発して中国全国で反日デモが吹き荒れた昨年9月ごろから、
この店では陳列棚から日本ブランドの商品がすべて撤去されていた。
 「日本を連想する商品を見ただけで暴れるやつがいる。店を壊されたらかなわないからな」
とその時に言い訳をしていた50代の男性店長は、
「(反日の動きは)落ち着いてきたし、日本製品を置いてほしいとのお客さんの要望も多かった」と仕入れ再開の理由を説明した。
 店長によれば、日本メーカーの酒類はサラリーマン、牛乳は主婦、カップラーメンは学生らに人気だという。
「中国製品よりおいしいだけでなく、有害物質が混入されていない安心感がある」のが共通の理由らしい。
日本商品を戻したことで、落ち込んでいた売り上げも早速回復したといい、
「ものが良いから、インターネットで呼びかけられている不買運動はなかなか実行できないね」と店長は笑った。
 市場経済が浸透した中国では、政治的理由だけで競争力のある外国商品を締め出すことが難しくなったんだな-と思いながら、
ビールをついたくさん買ってしまった。正月は飲み過ぎないようにしよう。(矢板明夫)
msn産経ニュース 2013年1月1日 03:10
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130101/chn13010103110000-n1.htm